令和7年10月11日(土)、真言宗智山派総本山智積院にて、一般社団法人佐保会・佐保会京都支部共催「第25回佐保塾史跡巡り」を開催いたしました。桔梗や萩の花に彩られた京都東山に、大阪府や奈良県、遠方では山口県からもお越しいただき、総勢43名の参加者で名勝庭園と国宝美術の魅力を堪能しました。
午前中は4つの班に分かれて、京都の史跡に詳しいガイドの方々による解説付き見学ツアーを実施。10月8日に第73代化主を迎える晋山式が盛大に執り行われたばかりの智積院講堂は、華やかな五色の幕に囲まれ、式典に使われた輿も展示されていました。大書院の広間から眺める名勝庭園は「利休好みの庭」と呼ばれ、その美しさはどれだけ眺めていても飽きないほどでした。
また、宝物館では長谷川等伯とその一派によって描かれた絢爛豪華な障壁画を間近でじっくりと鑑賞しました。繊細さと大胆さを兼ね備えた見事な障壁画の数々の中で、特に、金箔をふんだんに使用した背景に貝を原料とした股份で桜の花びらを一枚一枚表現した長谷川久蔵による国宝「桜図」は、生命力に満ちた圧倒の迫力でした。
史跡巡りの後は智積院会館併設のレストランへ移動し、智積院名物の小豆を散らした「根来汁(ねごろじる)」をはじめとした精進料理をいただきました。昼食会の後半は、智積院に因んだクイズ形式のビンゴゲームで盛り上がり、和気あいあいとした交流のひとときとなりました。
参加者の皆様には、おすすめカフェや国立博物館、三十三間堂などの情報が掲載された佐保会京都支部手作りの「東山お散歩マップ」をお配りして、佐保塾終了後も京都東山エリアを満喫していただきました。
(会員ページより、動画をご覧いただくことができます。)








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