行事・催し

佐保会京都支部令和7年(2025)総会を開催しました

6月14日土曜日、聖護院御殿荘に32名がつどい、支部総会を開催しました。雨の雫で鮮やかに輝く新緑に囲まれた会場において、物故会員の追悼からはじまり、式次第に沿って進行し、2024年度事業報告、会計報告、2025年度役員体制案、2025年度事業計画案、予算案について審議され、いずれも承認されました。

講演では、奈良女子大学出身で同志社女子大学教授の森山由紀子先生が、「平安時代の貴族の会話」というテーマで、源氏物語に登場する会話を様々な角度から紐解きながら古の人々の想いや暮らしぶりについて、わかりやすくお話しくださいました。1000年以上も昔の日常会話が文字として残る、世界にも稀な日本ならではの文字文化の素晴らしさについても再認識する機会となりました。

その後の会食は、大広間に場所を移し、美しく盛られた季節の懐石料理を楽しみました。和気あいあいとした雰囲気の中、新入会員の歓迎、ご卒業55年の皆様のお祝いをさせていただき、記念品として手書きの京扇子をお贈りしました。今年度は祝賀の5名中2名の方がご参加くださり、エネルギー溢れるスピーチをしてくださいました。卒業後55年が過ぎて尚、生き生きと人生を謳歌されているご様子がとても印象的でした。

最後は全員で校歌斉唱を行い、お開きとなりました。あいにく降り続く雨のため、聖護院御殿荘解説ツアーは中止となりましたが、会員どうしが世代を超えて和気あいあいと親睦を深める楽しいひとときとなりました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

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